間違いだらけの漢方と漢方薬



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日本漢方の杜撰
●漢方を堕落させた吉益東洞
●温病学を学ばない日本漢方
●白朮を蒼朮で代用する杜撰
●生姜と乾姜の驚くべき錯誤
●桂枝が存在しない日本漢方
●真防風と混用される浜防風
●漢防已と清風藤の混同問題
●果穂茵蔯蒿と綿茵蔯の錯誤
●附子を乱用する日本の漢方
●基礎理論が脆弱な日本漢方

漢方医学発展のために
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文武両道・失われた日本の心

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日本漢方を堕落させた吉益東洞

 江戸期の漢方医である吉益東洞は、陰陽五行学説を基礎に発展・発達した中国の伝統医学の最もエッセンシャルなその基礎概念=陰陽五行を完全に否定した。
 この本来の中国の伝統医学の最もエッセンシャルな部分を、空論臆説と退けるという自己矛盾を犯したのである。

 陰陽五行を否定した時点で、もはや日本漢方はその自己矛盾の自縄自縛により、没理論の泥沼に埋没する方向へまっしぐらに進んでしまった感がある。

 東洞は「親試実験」という実証主義の旗印を掲げて没理論の方向へ突き進んでしまったわけで、それは現代の医療用漢方における「漢方の科学化」と同類の考えに他ならない。
 現代のこの一見実証主義的な「漢方の科学化」という名目は、単に病名漢方的な西洋医学化にすり替わり、ますます本来の漢方医学の本質を見失いつつある。

 この批判的な見方は、日本国内でも多くの漢方家が指摘する所であるが、それらの声は不思議なことに、ほとんどかき消されて、マスコミにすら取上げられることがない。

 江戸期の吉益東洞の行なった「親試実験」は、それがそのまま現代における「漢方の科学化」ということに重なるものである。


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